~~~音楽を楽しく学ぶこと、それが何より大切だと思います~~~
ソルフェージュ(視唱)を併用して、音感・リズム感・読譜力などをバランス良く身につけられるように
指導しています。
当教室では個人レッスンを主にしておりますので、一人一人の進度に合わせたカリキュラムを組み、それぞれの個性を大切にしたレッスンを心掛けております。
聴音・ソルフェージュ・楽典
‐聴音は旋律、和声を基礎から。
‐ソルフェージュは初見練習も。
‐楽典は演奏上に必要なものから。
*体験レッスン(無料)出来ます
お問い合わせはこちらのアドレスからメールにてどうぞ!
2013年
3月
31日
日
今月の3日に第13回めのピアノ・ヴァイオリン研究会を催しました。
何とか無事に終え、わざわざ足を運んで下さった方や出演者とお話をしていた所、以前の生徒さんの顔を見つけました。
美しく、立派な大人の女性となっていた彼女の笑顔でその日の疲れがスッと抜けて行くようでした。
「私、文章を書くお仕事に携わっているのですけれど、音楽が”物語り”と同じという意味がこのお仕事を始めて良く分かるようになりました!」
彼女はそう言って、とても感動した研究会だったと笑顔を一層輝かせてくれました。
何よりの労いの言葉と思います。
たった一人でも私の拙い指導を理解してくれていると心から感謝しました。
楽譜には、作曲者の意思の十分の一も書き表すことが出来ません。
もし全てを書き表そうとしたら・・・楽譜は真っ黒けになってしまうでしょう。
それでは、表面的に楽譜を読むことすら出来ない結果になってしまいますよね。
ですから演奏者は作曲者の心や伝えたい事柄を少ない情報の中から想像力を駆使して汲み取らなくてはなりません。
せめて、書かれている最低限のことは理解してあげないと・・・。
音符が読めなくても、口伝えなどで曲を弾くことは出来るでしょうが
その音楽は指導者の音楽であって演奏する人の音楽ではないと思います。
自分の目で音符を読み、
書かれていることを自分の頭で理解して・・・初めて演奏者の音楽になり、その音楽から新たなパワーが生まれるような気がします。
取り敢えず楽譜が読めなくても音が出せれば・・・曲が弾ければ良い、という考え方もあるでしょうが・・・・。
それは、レッスンを始めたばかりの幼い人の最初の短い期間だけかな?と私は思います。
小学校にあがり、2~3年生になっても本を読んで貰っているのと同じに思うからです。
技術があっても楽譜が読めないということは、経験出来るはずのすばらしい出来事を知ることが出来ないという事もあるでしょう。
楽譜を読むこと・・・大切なことです。
2013年
1月
06日
日
2013年、今年の年明けは曜日のめぐり合わせで、ちょっぴり長いお正月休みの気分でした。
都会の喧騒を離れ、鳥のさえずりとともに新年を迎え英気を養うことが出来たように思います。
今年の弾き始めは何故かドビュッシーのピアノ曲でした。
「子供の領分」・・・ご存知の方もたくさんおられることでしょう。
ピアノの前に座り、最初に浮かんだメロディーがこの組曲の第1曲め“グラドゥス・アド・パルナッスム博士”の出だしでした。
(このグラドゥス~という長い曲名の意味は、クレメンティというピアノ教師でもある作曲家の練習曲名「パルナス山への段階」に博士というタイトルをつけて敬意と少し皮肉を込めたのでは?と言われています。とても難解な練習曲なんですね、これが・・・。)
ドビュッシーの曲を弾くのは随分と久しぶりのことでしたし、新年ということもあってでしょうか・・初めてドビュッシーの音に出会った時のような新鮮な感動を受けました。
新しい1年をいつも新鮮な気持ちを忘れずに送りたいと思っています。
2013年が良い年となりますように!
そして、皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2012年
10月
08日
月
”音階を構成する各音を識別するために、音に名称をつけて音楽の学習に役立てようとする方法。”
こんな風に説明されてもイメージが湧かないですね。
具体的には、メロディーが書かれている楽譜を音名で歌う練習のことです。
(18世紀にフランス、ベルギーで発達した音楽の総合的な基礎教育)
現在ではイタリア音名による固定Do唱法(いわゆるドレミ)が一般的ですが、以前はドイツ音名や移動Do唱法(階名唱法)での練習もされていました。
ソルフェージュによって、音符の読み方・音の高低・リズムの学習を効率良くすることが出来ますので音楽を学ぶための入り口と言っても良いと思います。
言葉を覚え文字を学び物語を知るように、メロディーを覚え楽譜の読み方を学びどんな曲か分かるという訳です。
楽器を弾く、学ぶことがもう一つ敷居が高いと感じてらっしゃったらソルフェージュの楽譜を手に取り歌うことから始められてはいかがでしょう?
お奨めの楽譜をご紹介しますと、音楽の友社から出ている「子供のためのソルフェージュ1a」が初歩段階のお子さんには丁度良いと思います。
音域が1オクターブほどなのと、難しいリズムへのステップアップに無理が少ないです。
ピアノやキーボードなど鍵盤楽器をお持ちでしたら「才能を育てる子供のソルフェージュ」ー音楽の友社ーも良いでしょう。8~9歳ぐらいのお子さんが学校で習う音楽の知識があれば和音を弾きながらメロディーを歌うといったことが割と楽に出来るはずです。
少しレベルが高くても音楽性のあるものが良いと思われる方には「ダンノーゼルのソルフェージュ」ー音楽の友社ーがあります。
少し分厚いのですが・・・古典的なメロディーで美しい曲がたくさん集められています。
この楽譜は大人の方にもお奨めです。
最後にもう1冊「コンコーネ50」。
声楽を学ぶ方のための基礎練習曲集ですが、練習曲とは思えないほどの美しいメロディーばかりで、より本格的な音楽をきっと楽しめるはずと思います。(音域は広いのですが・・)
2012年
5月
28日
月
“同じ楽器なのに弾く人によって音色が全く違う・・・”
こんな風に感じた事はありますか?
ヴァイオリンのように身体に触れている部分の多い楽器だけでなく、ピアノも弾く人によって音色は変わります。
一人一人骨格(体型)が違うというのもありますし、姿勢にも関係します。
そうそう、爪は大切です!もちろん手の爪の事ですが。
ピアノを弾く場合、爪が伸びていると手首が下がり顎が前へ出てしまって、猫背になってしまいます。手首が下がると腕全体を使えなくなってしまい、音色の弾き分けが難しくなります。
第一、悪い姿勢は見た目も良くないですよね・・・・。
ヴァイオリンの場合は左手。と言うか絃を押さえる方の手。(世の中には色々な奏者が居りますが、右手で絃を押さえ左手で弓を弾くヴァイオリニストも実在しています)
指をつぶして押さえる事もありますが、立てている事の方が殆どなので爪はじゃまですし絃に引っ掛けて怪我にもつながるでしょう。
絃を押さえる事で、指先はタコが出来て硬くなります。
このタコもやはり楽器の一部と言えるでしょうね。
2012年
4月
03日
火
この言葉を耳にされた方はたくさんいらっしゃるでしょう。
”絶対”という言葉が少しドキドキしますね。
簡単に意味を説明しますと、聞こえた音が何の音だか判り、また正しい音程でその音を出すことが出来るという音感です。生まれ持った才能の部分もありますし、環境で培うものでもあります。音楽を学ぶ上で、とてもとても大切な要素の1つです。
長く教えて来て思うのは、音楽に触れる時期が早ければ早いほど良いということ。
2~3歳から始めた子供と10歳から始めた子供とでは、残念ながら歴然としています。
言葉は字で読み、耳でも聞いて意味を理解しますね、音楽の世界での言葉は旋律です。
楽譜として読み、旋律で聞いて感情を理解するのです。
絶対音感のある子供は、説明をしなくても自然と旋律に溢れる情景や感情を理解し、自分なりに表現することが出来ます。音楽の世界での言葉が耳で判るということです。
音楽を専門に学んでいる人達は聴音といって、メロディーやハーモニーを五線紙に書き取る勉強をしますが、絶対音感が必要なのは、決してそのためではありません。
音を鳴らすだけの単調なことを音楽に変えるための大切な要素なのです。
2012年
2月
29日
水
ピアノもヴァイオリンも単純に考えれば筋肉運動なので、同じ筋肉の動かし方を脳とリンクさせて覚えさせれば良いのです。ですから、繰り返し同じパッセージを続ければOKなのですが・・・
それが中々なのですよね、単純な練習に興味を持てるのは難しいです・・・。
最初に大事なのが歯磨きの習慣のように、毎日楽器を触ったり、音を出したりする事を習慣にすることです。気分が乗らずに練習したくない時はピアノの前に座り楽譜を見るだけでも良いと思います。
ヴァイオリンなら楽器を拭いてあげたりするだけでも・・・。
あくまで私個人の考え方ですが、嫌々するお稽古は少しも身に付かないですし、体にも良くないと思います。たった15分でも集中してレッスンすれば必ず翌日に結果が出るはずです。
時間をつぶすだけのお稽古はムダです。それと、まとめてお稽古するのもあまり良くないです・・・集中力には限界があるので。
出来ない所、上手く行かない所を抜き出してピンポイントで練習して下さい!
2012年
2月
26日
日
「なかなか、おけいこをしてくれません・・・。」
このようなお話を良く耳にいたします。難しい質問です(*_*)
20年以上指導をしていますが、自分から進んで練習をするという生徒さんは、2~3人位しか記憶にありません。私自身も幼い頃は母の厳しい監視(!!)付きの練習でした・・・。
まず、「練習しなさい。」と誰からか言われなければ“練習はしない”ものなのだと思って下さい。
お子さんに、日々「練習したの?」と尋ねるのは大変ですが・・・
それを諦めてしまったらダメです。根負けしてしまったら、その時点でレッスンは続けられなくなってしまうでしょう、残念ですが。
ですが、1つ押さえておけば大丈夫な方法があります!
それは復習をすることです、まずはこれだけ(^.^)。
レッスンを終えて帰宅したときに、その日のレッスン内容をおさらいするのです。
大事なのは記憶が鮮明なその日のうちに復習をすること、必ず!
それだけで、始めてからの2~3年は十分と思いますよ。(どこかの先生に怒られそうですが・・)
だらだらと嫌々練習しても身に付かないです。それよりも、30分おさらいを徹底すれば習ったことを忘れず、いつの間にやら上手に弾けるようになり、練習が苦にならなくなると思います。
練習時間を短い時間に決めて(15分でも良いのです)するのも良いでしょうね。